2021年1月21日(木)

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冬の満員電車も怖くない!冬のワキ汗対策、どうしてる?

コロナ禍でリモートワークが推進され少しは緩和されているものの、満員電車で通勤・通学している方も多いことでしょう。

暖房の効いた冬の満員電車は、厚着をしていることもありワキ汗をかきやすい状態です。さらに車内では乗客同士の距離が近いので、においが心配になることも。

そんな冬のワキ汗対策について詳しくご紹介します。

※この記事は2019年12月19日の記事を再編集しています。

作成日:2019年12月19日
更新日:2021年1月21日

    冬の電車はワキ汗をかきやすい

    夏場は外気温が高いため、電車内は冷房によってある程度冷やされています。しかし、冬場は電車内が20度前後になるよう暖房が入れられており、そこに低い外気温に合わせた厚着で乗車すれば汗が吹き出すことになるでしょう。

    さらにそこに満員電車という条件が加われば、狭い車内で厚着の人同士が密着し、地獄のような蒸し風呂状態に。コートや上着を脱ぐこともできず、ひたすら蒸し暑さに耐えることになります。今年は感染対策でマスクの着用も必要ですので、暑がりの方には一段と暑く感じられるかもしれません。

    ストレスでワキ汗のにおいが強くなる

    蒸し風呂のような満員電車に長時間いることは、非常にストレスになります。ストレスがかかった状態でかく汗は、運動でかく汗より強くにおいがちです。

    汗を出す汗腺には下記の2種類があります。

    ・エクリン腺

    エクリン腺は、主に体温調節や辛い物を食べたときに汗を分泌します。ほぼ全身に分布し、最も多く存在するのが手のひらや足裏、ワキです。
    エクリン腺から分泌される汗は98%以上が水で、塩分、尿素、尿酸、乳酸、アミノ酸などを若干含んでいる程度です。

    ・アポクリン腺

    アポクリン腺は、緊張や驚きによって汗を分泌します。哺乳類で匂いによって敵を威嚇する生き物がいますが、その働きを担う腺(芳香腺)が退化したのがアポクリン腺と言われています。エクリン腺とは違い、ワキなどからだの一部にしか存在しません。
    アポクリン腺から分泌される汗は、たんぱく質、脂質、脂肪酸などの成分を多く含んでいます。これらの成分が皮膚にいる菌によって分解されると、においの元になります。においが強い場合は「わきが」と呼ばれます。

    この2種類の汗腺のうち、ストレスによって分泌されるのがアポクリン腺です。満員電車での暑さに加えてストレスがかかることで、アポクリン腺の分泌も盛んになり、においが強くなる原因となります。

    冬の電車でのワキ汗対策

    冬に満員電車に乗る場合のワキ汗対策をご紹介します。

    ①制汗剤を使う

    制汗剤は汗の分泌を抑えてくれます。朝のシャワー後や、汗をまだかいていない、肌が一番におわない状態で制汗剤を使うと効果的です。

    軟膏やスプレー、ローション、パウダーなどタイプがいろいろあります。塗り直しができず汗の量が多い場合は、ワキに直接塗るクリームタイプやロールオンタイプがおすすめです。

    シートタイプのものは、いつ汗をかいてもいいように常時持ち歩いておきたいですね。

    ②ワキ毛の処理

    ワキ毛は、ワキのにおいの原因となる細菌の温床になります。

    においが気になる方は、こまめにワキ毛を処理するのがおすすめです。

    ③冷却シートを貼って冷やす

    発熱したときに首やワキを冷却シートで冷やすと熱が下がりやすく、気持ちがいいですね。これは、首やワキにある太い動脈をクーリングすることで、体温を下げる効果があるためです。

    満員電車で暑くなることが予想できる場合は、ワキの下や首に冷却シートを貼ってみましょう。また、乗車前に清涼感のある汗拭きシートやボディシートでワキや首を拭くのもおすすめです。

    ④電車内ではできるだけ薄着に保つ

    冬場は外気温が低いため、吸湿発熱性の高いインナーを着たり、コートやジャケットなどの上着を羽織ったりする必要があります。ところが、防寒対策は蒸し暑い満員電車内ではワキ汗の原因となります。吸湿発熱素材のインナーは避け、乗車前に上着を脱ぐといいですね。

    ⑤湿気を逃がしやすい上着を着る

    満員電車内は蒸し暑いため、自分が来ている服の中も熱と湿気がたまりやすくなります。目の詰まった化学繊維素材のアウターは湿気を逃がしにくいため、避けた方がいいでしょう。

    ウール素材は、汗を吸収・発散させるという特徴があるため、ウールのコートがおすすめです。

    ⑥吸水速乾性の高いインナーを身に着ける

    インナーは発熱性の高いものではなく、吸湿速乾性の高いものがいいでしょう。汗をかいてもすぐに吸収して湿気を逃がしてくれるため、暑さが軽減されます。

    ⑦ワキ汗パッドを使用する

    ワキ汗を多い場合には、ワキ汗パッドを使うことで服への浸透を防げます。使い捨てのものだと、取り替えやすくサッと捨てられて便利です。はずれるかもと心配という方はワキ汗パッド付きのインナーもあります。

    まとめ

    冬の満員電車はワキ汗をかきやすく、人との距離が近いため、においも気になりやすいですね。ご紹介した対策方法を試しても、効果が得られない場合には多汗症という病気の可能性もあります。セルフチェックしてみて、多汗症の可能性がある場合には、汗に関する診療を行っている皮膚科や形成外科などの医療機関を受診してみましょう。

    まずは気になるワキ汗レベルをチェック⇒セルフチェック

    ワキ汗への対処法をまとめたページはこちら⇒ワキ汗の対処法