2021年4月12日(月)

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緊張によるワキ汗を止めるには?原因と対処法はコレ!

春は、入学や入社、転勤、転職など新生活をスタートする方も多く、新しい環境で緊張するイベントの多い時期です。緊張すると、大量のワキ汗が出て困る!人の目が気になる!という方は、これらをどう乗り切ればいいのでしょうか?

緊張によるワキ汗の原因とその対処法について詳しく解説します。

    緊張でワキ汗が出るのはなぜ? 

    緊張でワキ汗が出る理由を詳しくみてみましょう。

    汗腺は2種類ある

    汗は、下記の2種類の汗腺から分泌されます。

    ■エクリン腺

    エクリン腺は、体温調節や辛い物を食べたときに汗を分泌します。ほぼ全身に分布し、手のひらや足裏、ワキに多くあります。エクリン腺から分泌される汗は、塩分・尿素などを若干含む程度で、98%以上が水です。

    ■アポクリン腺

    アポクリン腺は、緊張や驚きなど、精神的な変化によって汗を分泌します(精神性発汗といいます)。全身に分布しているエクリン腺とは違い、ワキや乳頭などからだの一部にしか存在しません。

    このように、緊張すると出る汗はアポクリン腺から分泌されます。

    エクリン腺とアポクリン腺は、交感神経(からだのオンオフを司る自律神経のひとつ)を伝わって発汗に繋がるという経路は同じですが、それぞれ司令塔となる脳の場所が違うことがわかっています。

    アポクリン腺はワキにある

    ワキにはエクリン腺だけでなく、アポクリン腺があるため、体温調節による発汗だけでなく、緊張やストレスによる精神性発汗も起こります。

    精神性発汗のメカニズムは詳しくはわかっていませんが、人前で話すときや初対面の人と接するとき、予期せぬことが起こったときなど、緊張・不安・焦り・驚きなどをきっかけに発汗が増えます。このため、緊張するとワキ汗が出やすくなります。

     

    緊張によるワキ汗を止める方法は? 

    緊張してワキ汗が大量に出てしまい、汗ジミや他人からの視線が気になって集中できないということは避けたいですね。緊張によるワキ汗の対処方法を見てみましょう。

    生活習慣の改善

    汗は、交感神経が優位になると分泌されやすくな るため、交感神経が優位になりやすい生活習慣を改善することが必要になります。例えば、禁煙する、お酒を控え目にする、お風呂にゆっくり浸かる、十分な睡眠をとることが大切です。

    食生活の改善

    食事の内容によっては、汗をかきやすくなる場合があります。香辛料が多く入っているものや酸味の強いものは、発汗を促すため、控えたほうがよいでしょう。また、カフェインは交感神経を優位にするため、コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどはできるだけ避けることをおすすめします。

    ストレスを避ける・解消する

    ストレスは自律神経の働きを乱すため、ストレスの元から遠ざかること、ストレスを感じたら溜めずに解消することを、日頃から心がけることが大切です。
    また、緊張状態が続かないように、心身共にリラックスできる時間を取りましょう。好きなテレビや映画を観たり、趣味の時間を楽しんだり、友達と話す時間を設けたりするのもいいですね。

    呼吸法を取り入れる 

    呼吸法は、心身をリラックスさせることができます。方法としては下記のとおりになります。

    ① 息を吸う
    お腹がふくらむように、鼻から息を吸い込みます。

    ② 息をゆっくり吐く
    お腹がへこむように口から吐きます。吸うときの倍ぐらいの時間をかけて、ゆっくり吐きましょう。

    ③   ①と②を数回繰り返します。

    呼吸法を行うことで、緊張する場面でも程よくリラックスできるようになります。姿勢は、座っていても横になっていてもかまいません。最初は息苦しさを感じるかもしれませんが、慣れていきますので、必要な場面で効果を発揮できるよう、日頃から練習しておきましょう。

    制汗剤を使う

    制汗剤は、発汗を抑える薬剤です。塩化アルミニウムや硫酸アルミニウムなどの入った薬液をワキの下に塗布・スプレーすることで、汗の分泌が抑えられます。 スプレータイプやロールオンタイプ、シートタイプなどがあるので、使うシーンに合わせて選びましょう。

    衣服の選び方でワキ汗の不安を軽減

    ワキ汗を軽減できても、完全に止めることは難しいでしょう。そこで、ワキ汗による汗ジミを目立たなくする服装が重要になります。下記のポイントを押さえた服選びをしてみましょう。

    ■服の色

    トップスはグレーやベージュなどは避け、ワキ汗が目立たない白・黒・ネイビーなど濃い目のカラーを選ぶといいでしょう。

    ■服の柄

    柄があるほうが汗ジミが認識されにくいため、無地ではなく、柄ありの服がおすすめです。

    ■デザイン

    袖がふんわりしたデザインや、身頃がゆったりしたデザインは、汗ジミを隠せます。

    ■インナー

    汗取りパッド付きのインナーを選ぶと、汗が染み出しにくいです。

    ■羽織りもの

    ストールや薄いカーディガンなどの羽織りものがあると、ワキへの視線を遮れます。

    まとめ

    ワキ汗が気になると、より緊張してワキ汗が増えるという悪循環にもなりかねません。ご紹介した対処法をぜひ試してみてくださいね。
    緊張しているかどうかに関わらず、汗をかく量が多い場合は、多汗症の可能性があります。こちらの記事も参考にしてみてください。

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